分子薬物動態学教室へようこそ
大学院生募集中
修士・博士の学生を募集しています。
希望される方には研究室見学も随時行なっておりますので、こちらからお気軽にご連絡下さい。※数日間返信のない場合、お手数ですが再度ご連絡いただけると幸いです。
お知らせ
- 2023.2.1 博士課程3年の道場一祥さんがDrug Metabolism and Disposition誌に投稿した論文が、 米国薬理学会(ASPET)の"James R. Gillette Drug Metabolism and Disposition Best Paper of 2022"に選出されました。
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博士課程3年の道場一祥さんがDrug Metabolism and Disposition誌に投稿した論文が、米国薬理学会(ASPET)の"James R. Gillette Drug Metabolism and Disposition Best Paper of 2022"に選出されました。この賞は、2022年中にDrug Metabolism and Disposition誌に掲載された全論文の中で特に優秀な論文2本に対して贈られる賞です。対象となった論文は、 Michiba K, Maeda K, Shimomura O, Miyazaki Y, Hashimoto S, Oda T, and Kusuhara H., Usefulness of Human Jejunal Spheroid-Derived Differentiated Intestinal Epithelial Cells for the Prediction of Intestinal Drug Absorption in Humans. Drug Metab Dispos, 50, 204–213 (2022).です。本研究は、筑波大学医学医療系消化器外科との共同研究です。
- 2022.10.30 修士課程2年の田村隆太郎さんが、第16回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウムにおいて優秀発表賞を受賞しました。
- 修士課程2年の田村隆太郎さんが、第16回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム(和歌山)において優秀発表賞を受賞しました。発表演題は、「Proposal of a therapeutic strategy for allograft liver failure in pediatric refractory liver disease」です。 詳細はこちらよりご覧ください。
- 2022.5.9 林久允講師が、准教授に昇任いたしました。
- 2022年5月9日付で、林久允講師が東京大学大学院薬学系研究科准教授に昇任いたしました。
- 2021.10.24 博士課程2年の道場一祥さんが、第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウムにおいて優秀発表賞(ポスター発表の部)を受賞しました。
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博士課程2年の道場一祥さんが、第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム (オンライン開催)において、優秀発表賞( ポスター発表の部) を受賞しました。
発表題目は、「ヒト空腸スフェロイド由来小腸上皮細胞の薬物代謝酵素・トランスポーター基質薬物のヒト消化管吸収特性評価における特性評価(Characterization of human jejunal spheroid-derived intestinal epithelial cells for the evaluation of human intestinal absorption properties of substrates of drug-metabolizing enzymes and transporters)」(筑波大学 医学医療系消化器外科との共同研究)です。
- 2021.10.24 修士課程2年の橋本芳樹さんが、第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウムにおいて優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。
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修士課程2年の橋本芳樹さんが、第15回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウム(オンライン開催)において、優秀発表賞(口頭発表の部)を受賞しました。
発表題目は、「サル・イヌ・ヒト由来の部位別単離Crypt培養系を用いた薬剤誘導性消化器毒性の基礎検討 (Basic Characterization of Drug-induced Gastrointestinal Toxicity Using Cultured Intestinal Stem Cells Originated from Region-specific Crypts in Monkeys, Dogs and Humans)」(株式会社 新日本科学、筑波大学 医学医療系消化器外科との共同研究)です。
- 2021.9.11 水野忠快助教が2021年度薬学会関東支部奨励賞を受賞しました。
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水野忠快助教が2021年度薬学会関東支部奨励賞を受賞しました。
受賞研究課題:薬物の包括的な作用理解を実現する作用分離解析の開発
https://shibu.pharm.or.jp/kanto/syoreisyo_jusyosya.html
- 2021.7.9 水野忠快助教が第48回日本毒性学会学術年会にて優秀研究発表賞を受賞しました。
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水野忠快助教が第48回日本毒性学会学術年会にて、優秀研究発表賞を受賞しました。
受賞研究課題:低分子化合物プロファイルデータの作用分離解析による構造類似化合物の相違点の評価
http://www.jsot.jp/activity/report.html
- 2021.7.1 林久允助教が、講師に昇任いたしました。
- 2021年7月1日付で、林久允助教が東京大学大学院薬学系研究科講師に昇任いたしました。
- 2021.4.1 前田和哉先生が2021年4月1日付で北里大学薬剤・分析学分野薬剤学教室に教授としてご栄転されました。
- 前田和哉先生が2021年4月1日付で北里大学薬剤・分析学分野薬剤学教室に教授としてご栄転されました。当研究室へのご尽力に感謝申し上げるともに、益々のご活躍をお祈り申し上げます。
- 2021.2.1 林久允助教が代表を務めるCIRCLe(小児期発症の胆汁うっ滞性肝疾患を対象とした患者登録研究)がスタートしました。
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小児期発症の胆汁うっ滞性肝疾患群(推定発症率1/2,500)には、自然軽快する疾患、早期の治療介入により救命できる疾患、治療法がなく救命できない疾患など多様な疾患が含まれます。しかしながら、現行の診断技術では発症早期の疾患鑑別に難渋するケースが散見されます。また半数以上の患者さまでは、原因の明確な特定に至りません。これらの課題克服のために新たな診断法、治療法の開発が切望されています。しかしながら、本疾患に関しては、系統立った調査研究がなく、医療ツールの開発に必須である疾患情報が不足しているのが実情です。
CIRCLeでは、小児肝疾患の専門医が所属する27都道府県・42医療機関(2021年2月現在)が連携し、小児期発症の胆汁うっ滞性肝疾患の診断支援を行います。またCIRCLeにご参加頂いた患者さまの診療情報、生体試料の集約により、
・現在利用可能な医療技術・医薬品・検査等から最適な医療ツールの導出
・現在の医療ツールでは克服できない課題の明確化
・これらの課題克服に資する研究基盤の確立
を推進し、本疾患の克服を目指します。
詳細は、CIRCLeホームページをご覧ください。
- 2020.12.1 博士課程1年の道場一祥さんが、日本薬物動態学会第35回年会において優秀口頭発表賞を受賞しました。
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博士課程1年の道場一祥さんが、日本薬物動態学会第35回年会の一般口演 (オンライン開催)において、優秀口頭発表賞を受賞しました。 発表題目は、「Ussing chamber 法による摘出ヒト消化管検体を用いた薬物の消化管輸送特性の解析 (CHARACTERIZATION OF THE USSING CHAMBER SYSTEM INCORPORATING FRESHLY-ISOLATED HUMAN JEJUNUM SAMPLES TO EVALUATE THE INTESTINAL TRANSPORT PROPERTIES OF TRANSPORTER SUBSTRATES IN HUMANS)」(筑波大学 医学医療系消化器外科との共同研究)です。
- 2020.11.28 博士課程1年の道場一祥さんが、第14回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウムにおいて優秀発表賞を受賞しました。
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博士課程1年の道場一祥さんが、第14回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウムの一般口演 (オンライン開催)において、優秀口頭発表賞を受賞しました。 発表題目は、「医薬品のヒト消化管吸収率の予測に向けた手術残余ヒト消化管組織の有効活用 (Effective Utilization of Residual Intestinal Tissue Specimens for Surgery for the Prediction of Human Intestinal Absorption of Drugs)」(筑波大学 医学医療系消化器外科との共同研究)です。
- 2020.10.31 修士課程2年の守屋一輝さんが、第20回東京大学生命科学シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。
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修士課程2年の守屋一輝さんが、第20回東京大学生命科学シンポジウムで優秀ポスター賞を受賞しました。
発表演題は、「ユビキチンリガーゼAIP4を介した細胞膜上ABCA1の発現調節機構の解析」です。
- 2020.6.29 受託大学院生として当研究室に在籍した中野聡さん(順天堂大学 小児科・思春期科)の学位論文が、日本小児肝臓研究会 白木賞(2020年度)を受賞しました。
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白木賞は小児肝臓学に関する優れた論文を発表した若手の研究者を表彰することを目的としています。
受賞論文:Effect of Food on the Pharmacokinetics and Therapeutic Efficacy of 4-phenylbutyrate in Progressive Familial Intrahepatic Cholestasis. Nakano S, Osaka S, Sabu Y, Minowa K, Hirai S, Kondou H, Kimura T, Azuma Y, Watanabe S, Inui A, Bessho K, Nakamura H, Kusano H, Nakazawa A, Tanikawa K, Kage M, Shimizu T, Kusuhara H, Zen Y, Suzuki M, Hayashi H. Sci Rep. 2019 Nov 19;9(1):17075. doi: 10.1038/s41598-019-53628-x.
本研究では、こどもの肝臓難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症)の患者さんを対象にフェニル酪酸ナトリウムの薬物動態特性を明らかにしました。またこの結果を踏まえ、用法の違い(食前投与・食後投与)が、本薬剤の当該難病に対する長期安全性、有効性に及ぼす影響を検討しました。
これらの成果は、現在実施している進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型を対象とした治験(国の承認を得るために行う臨床試験)のプロトコルの礎となっています。
- 2020.6.11 前田和哉准教授の執筆した総説が、日本薬学会の"2019 Highly Cited Review Award for Biological and Pharmaceutical Bulletin (BPB)"を受賞しました。
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前田和哉准教授がBiological and Pharmaceutical Bulletin (BPB)誌に2015年に執筆した論文が、日本薬学会の"2019 Highly Cited Review Award for Biological and Pharmaceutical Bulletin (BPB)"を受賞しました。この賞は、2015年から2020年までの間にBPB誌に掲載された総説の中で、最も数多く引用された総説に与えられる賞です。
対象となった論文は、Mor D et al., Alteration in the Plasma Concentrations of Endogenous Organic Anion–Transporting Polypeptide 1B Biomarkers in Patients with Non–Small Cell Lung Cancer Treated with Paclitaxel, Drug Metab Dispos, 48(5), 387-394 (2020)です。(論文のリンクはこちら)
詳細は、こちらのHPをご覧ください。
- 2020.6.1 前田和哉講師が、准教授に昇任いたしました。
- 2020年6月1日付で、前田和哉講師が、准教授に昇任いたしました。
- 2020.4.27 元修士課程に在籍していた森大輝さんが、在学中の研究内容をまとめた投稿論文について、米国薬理学会(ASPET)の"Drug Metabolism and Disposition Highlighted Trainee Author, May 2020"に選出されました。
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元修士課程に在籍していた森大輝さん(現:アステラス製薬)が、在学中の研究内容をまとめた投稿論文について、米国薬理学会(ASPET)の"Drug Metabolism and Disposition Highlighted Trainee Author, May 2020"に選出されました。
対象となった論文は、Mor D et al., Alteration in the Plasma Concentrations of Endogenous Organic Anion–Transporting Polypeptide 1B Biomarkers in Patients with Non–Small Cell Lung Cancer Treated with Paclitaxel, Drug Metab Dispos, 48(5), 387-394 (2020)です。(論文のリンクはこちら)
詳細は、こちらのHPをご覧ください。
- 2020.1.8 博士課程3年の三宅健之さんがDrug Metabolism and Disposition誌に執筆した論文が、米国薬理学会(ASPET)の"James R. Gillette Awards from the Division for Drug Metabolism and Disposition"を受賞しました。
- 博士課程3年の三宅健之さんが、Drug Metabolism and Disposition誌に執筆した論文が、米国薬理学会(ASPET)の"James R. Gillette Awards from the Division for Drug Metabolism and Disposition"を受賞しました。この賞は、2019年中にDrug Metabolism and Disposition誌に掲載された全論文中で特に優秀な論文2本が選ばれる賞です。
対象論文は、Miyake T, Mizuno T, Takehara I, Mochizuki T, Kimura M, Matsuki S, Irie S, Watanabe N, Kato Y, Ieiri I, Maeda K, Ando O, Kusuhara H., Elucidation of N1-methyladenosine as a Potential Surrogate Biomarker for Drug Interaction Studies Involving Renal Organic Cation Transporters. Drug Metab Dispos. 47(11),1270-1280 (2019)です。(論文のリンクはこちら)
詳細は、こちらのHPをご覧ください。
- 2019.10.1 こどもの肝臓難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型)を対象とした治験についてのお知らせ
- 林久允助教が中心となり実施しているこどもの肝臓難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型)を対象とした治験の被験者登録数が目標数に到達しました。本治験の周知にあたり多くの方のご支援を頂きました。有難うございました。
毎日新聞朝刊(2018年11月27日)、朝日新聞夕刊(2019年2月5日)
- 2019.7.14 修士課程2年の佐分雄祐さんが、第36回日本小児肝臓研究会(京都)において、こどもの肝臓難病に関する研究発表を行い、最優秀演題賞を受賞しました。
- 家族性肝内胆汁うっ滞症2型は乳幼児期に発症する超希少疾患です。本疾患には複数の臨床病型が存在し、各病型により予後、治療指針が異なります。しかしながら、現在の検査法では発症早期に臨床病型を決定することは困難であり、臨床経過を通じて事後に鑑別がなされています。
佐分さんは、本疾患の原因遺伝子ABCB11の分子機能と臨床病型との関連性について検証し、本研究会にて発表しました。本発表は50演題の中から最優秀演題賞に選ばれました。
発表題目:「家族性肝内胆汁うっ滞症2型の病型鑑別を目的としたABCB11の病因変異の解析」
- 2019.4.9 林久允助教が平成31年度文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。
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文部科学省から、平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定についての発表があり、林久允助教(分子薬物動態学教室)が公益財団法人日本薬学会の推薦により文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞することになりました。本賞は、萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者を表彰することを目的としています。
表彰式は、平成31年4月17日(水)12時10分から文部科学省講堂で執り行われます。
- 2018.10.5 博士課程2年の三宅健之さんが、2018 Interinational Meeting on 22nd MDO and 33rd JSSXにおいてベストポスター賞を受賞しました。
- 博士課程2年の三宅健之さんが、2018 Interinational Meeting on 22nd MDO and 33rd JSSXにおいてベストポスター賞を受賞しました。
発表題目は、「Identification of N1-methyladenosine as a surrogate biomarker for drug interaction studies involving OCT2」です。
- 2018.7.17 科学技術メディアTop Researchersに林久允助教のインタビュー記事が掲載されました(記事はこちら)。
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科学技術メディアTop Researchersに林久允助教のインタビュー記事が掲載されました。
詳細はこちらをご覧ください。
http://top-researchers.com/?p=1651
- 2018.3.16 平成29年度同窓会のお知らせ
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東京大学製剤学教室同門会
日時:平成30年3月26日(月) 19:00 - 21:00
会場:ホテル金沢1階 金沢の味処「北の庄屋」
御出欠席は、2月28日までに下記幹事宛まで、お知らせいただきますようお願い申し上げます。
平成29年度同窓会幹事
加藤将夫
〒920-1192 金沢市角間町
金沢大学医薬保健研究域薬学系分子薬物治療学
Email: ykato(a)p.kanazawa-u.ac.jp
同窓会関連の情報は、メーリングリストにて配信しております。同窓会の案内がお手元届いていない場合には、メールアドレスが登録されておりませんので、配信を希望するメールアドレスを、楠原までお知らせください。
- 2017.11.20 林 久允助教、直井壯太朗さん(2015年博士課程修了)による、こどもの肝臓難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型; PFIC1)の早期診断・治療を可能にする研究成果がプレスリリースされました(詳細はこちら)。
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患者数が少ないまれな疾患(希少疾患)の1つに、こどもの肝臓に関する病気で、無治療の場合、乳幼児期に死に至る難病があります。この難病は、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型(PFIC1)と呼ばれる、ATP8B1の遺伝子変異により発症する疾患です。現在、本疾患の確定診断には、臨床所見、遺伝子検査が利用されていますが、病因変異の同定に難渋し、類似疾患との鑑別に至らない症例が散見されています。林助教らは、PFIC1の原因遺伝子であるATP8B1が末梢血単球由来のマクロファージに発現しており、本遺伝子の機能破綻により、マクロファージマーカーの発現が低下すること、細胞形態が異常を来たすことを見出しました。さらに、本細胞の特性の差異から、現在の診断法では確定診断に至らなかった肝臓病の患児から、複数のPFIC1症例を見出すことに成功しました。PFIC1には治療指針が異なる複数の類似疾患が存在します。本研究成果により、PFIC1の確定診断、適切な治療選択が発症早期に可能となり、患児及び、ご家族の救済に繋がるものと期待されます。
本研究グループは、尿素サイクル異常症の治療薬であるブフェニールが、PFIC1患児が呈する胆汁うっ滞性の難治性掻痒感に著効し、当該患児の睡眠障害を解消する可能性を見出しており、本薬効の薬事承認取得を目的とした医師主導治験を計画しています。今回開発した診断法に基づいて集積させた疾患情報をベースに試験プロトコルを立案し、次年度以降の治験開始を予定しています。
お子さんの原因不明の長引く黄疸でお悩みの方、乳児の遷延する原因不明の黄疸を診た先生方、本治験の参加にご興味をお持ちの方は、確定診断のお手伝いなどをいたしますので下記にご連絡ください。
Email: hayapi[at]mol.f.u-tokyo.ac.jp (林 久允助教)
- 2017.9.8 修士課程2年の望月達貴さんが、APSTJ Global Education Seminar 2017-2nd (金沢)においてPresentation Awardを受賞しました。
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修士課程2年の望月達貴さんが、APSTJ Global Education Seminar 2017-2nd (金沢)においてPresentation Awardを受賞しました。
発表演題はInvestigation of a Novel Drug Influx Transporter on the Blood-Brain Barrier and Kidneyです。
- 2017.7.25 林 久允助教が、第34回 日本小児肝臓研究会(奈良)において、こどもの肝臓難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型)の診断法開発に関する発表を行い、最優秀演題賞を受賞しました。
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小児慢性特定疾患に指定されている進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型は、乳児期に発症する希少疾患です。 本疾患は、治療指針の異なる類似疾患が多いにも関わらず、遺伝子変異検査や、肝組織検査など既存の検査法では確定診断が困難な例が散見されるため、 発症早期に本疾患を見分ける診断法の開発が切望されています。林助教らは、末梢血に含まれる血球細胞の表現型を利用することにより、低侵襲に本疾患症例を鑑別できることを見出しました。お子さんの原因不明の長引く黄疸でお悩みの方、乳児の遷延する原因不明の黄疸を診た先生方へ
確定診断のお手伝いをいたしますので、下記までご連絡ください。
Email: hayapi[at]mol.f.u-tokyo.ac.jp (林 久允助教)
- 2017.7.9 修士課程2年の望月達貴さんが、第12回トランスポーター研究会年回 (仙台)においてベストポスター賞を受賞しました。
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修士課程2年の望月達貴さんが、第12回トランスポーター研究会年回 (仙台)においてベストポスター賞を受賞しました。
発表演題は血液脳関門における新規トランスポーターSLC35F2の機能解析です。
- 2017.2.1 林 久允助教らが、大学発の創薬研究による小児難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型)の医薬品開発に向け、治験(第II相試験)を開始しました。本内容は、東京大学からプレスリリースされました。(詳細はこちら)
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進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型(PFIC2)は、小児慢性特定疾病に指定されており、無治療の場合、幼児期に肝不全へと進行し、死に至る希少難病です。
現在、肝移植が本疾患の唯一の治療法となりますが、ドナー不足や、身体的、経済的な負担の大きさなどの問題に加え、移植後の再発例が散見されることから、くすりによる治療法の開発が切望されています。
林助教らは、基礎研究から医薬品候補フェニル酪酸ナトリウムを見出し、探索的臨床研究により、本薬剤のPFIC2に対する有効性を示唆する知見を得ています。 この成果を踏まえ今回、本薬剤の薬事承認を目指し、医師主導治験を計画しました(治験調整医師:近畿大学医学部奈良病院 近藤宏樹)。 本治験では、オーファンパシフィック社より提供を受けた製剤から製造した治験薬(開発コード:KDN-413)を用い、全国6施設、合計6例のPFIC2患者さんに参加頂く予定です。 今回の治験により、大学発の創薬研究による難病の医薬品開発が大きく前進するものと期待されます。
- 2016.12.14 林 久允助教の「ドラッグリポジショニングによる小児難治性肝疾患の医薬品開発」に関する紹介記事が、薬事日報(2016年12月14日、1面)に掲載されました。
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林 久允助教が、第37回 日本臨床薬理学会学術総会(米子)のシンポジウム「進むオーファンドラッグ(希少疾患用医薬品)に対する創薬」において、「ドラッグリポジショニングによる小児難治性肝疾患の医薬品開発」の発表を行いました。
本発表の紹介記事が、薬事日報(2016年12月14日、1面)に掲載されました。
詳細はこちらをご覧ください。
http://www.yakuji.co.jp/entry55171.html
- 2016.6.25 修士課程1年の寺島花野さんが、The 1st workshop for Japan-Korea Young Scientists on Pharmaceutics"(京都)において、 "JKYSP Chair's Selection Award"を受賞しました。(優秀ポスター発表賞に相当)
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修士課程1年の寺島花野さんが、The 1st workshop for Japan-Korea Young Scientists on Pharmaceutics"(京都)において、
"JKYSP Chair's Selection Award"を受賞しました。(優秀ポスター発表賞に相当)
発表題目は、「Development of Quantitative Evaluation Method of OATP-mediated Drug Interactions by Monitoring Endogenous Substrates」です。
- 2016.6.25 特任助教の水野忠快さんが、第1回韓若手薬剤学研究者ワークショップ The 1st Workshop for Japan-Korea Young Scientists on Pharmaceutics(京都)においてベストポスター賞を受賞しました。
- 2016.6.25 特任助教の水野忠快さんが、第1回韓若手薬剤学研究者ワークショップ The 1st Workshop for Japan-Korea Young Scientists on Pharmaceutics(京都)においてベストポスター賞を受賞しました。
- 2015.11.14 修士課程1年の佐野大和さんと廣瀬友さんが、第30回日本薬物動態学会(JSSX)(東京)においてポスター賞を受賞しました。
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修士課程1年の佐野大和さんと廣瀬友さんが、第30回日本薬物動態学会(JSSX)(東京)においてポスター賞を受賞しました。
発表題目は、「invetigation of endogenous compounds for quantitative evaluation of drug interaction involving renal organic anion transpoters」(佐野)
「Successflu treatment with 4-phenylbutylate in patients with familial intrahepatic cholestasis」(廣瀬)です。
- 日経メディカル 特別編集版 既存の薬が難病を救う(2015年10月10日発刊)に林 久允助教の「小児難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症)の治療薬開発」に関する研究内容が紹介されました。
- 日経メディカル 特別編集版 既存の薬が難病を救う(2015年10月10日発刊)に林 久允助教の「小児難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症)の治療薬開発」に関する研究内容が紹介されました。
詳細はこちらをご覧ください。
- 2015.10.16 日本学術振興会特別研究員への採用
- 博士2年中山丈史さん、博士1年勝部彬さんが学振DC2に採用(内定)されました。
- 2015.6.26 博士2年の中山丈史さんが第22回HAB研究機構学術年会のランチョンプレゼンテーションにおいて最優秀ポスター賞を受賞しました。
- 博士2年の中山丈史さんが第22回HAB研究機構学術年会のランチョンプレゼンテーションにおいて「Ussing chamberを用いた薬物の消化管組織透過性に関する担体輸送機構の検討」のポスター発表を行い、最優秀ポスター賞を受賞しました。
- 「日経バイオテク ドラッグリポジショニング特集(2014年9月15日号)に林 久允助教の「進行性家族性肝内胆汁うっ滞症に対する医薬品開発」に関する研究内容が紹介されました。」
- 詳細はこちらをご覧ください。
- 2014.8.6 林久允助教、直井壯太朗(博士課程3年)らによる肝臓の小児難病(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型)の治療薬開発に関する臨床研究の成果が、東京大学からプレスリリースされました(詳細はこちら)。本研究内容は、毎日新聞(朝刊28面「小児肝臓難病に有効薬」、2014.7.17)などに掲載されました。
- 患者数が少ないまれな疾患(希少疾患)の1つに、こどもの肝臓に関する病気で、無治療の場合には成人前に肝不全となり、死に至る難病があります。
この難病は、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型と呼ばれる遺伝子の変異が原因となる疾患で、患者は肝臓の機能の低下に伴う強いかゆみのために、物事に集中できない、夜間深い睡眠をとることができない等、日常生活において悩みを抱えています。
林助教はこれまでの基礎研究から、尿素サイクル異常症の治療薬であるフェニルブチレートがこの病気に対して有効である可能性を見出していました。今回、林助教らは、大阪大学医学部附属病院に通院している進行性家族性肝内胆汁うっ滞症1型のこどもたち3名を対象としたフェニルブチレートの投与試験を大阪大学大学院医学系研究科情報統合医学講座(小児科学)の先生方と共同で実施し、フェニルブチレートには、この病気を原因としたかゆみを改善させる効果があることを発見しました。進行性家族性肝内胆汁うっ滞症に限らず、肝臓の病気を原因としたかゆみに対する有効な治療法は現在無く、こどもたちの生活の質を低下させる主な要因になっています。本薬剤は、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症のこどもたちをかゆみという悩みから救い出すだけではなく、他の肝臓の病気によるかゆみに対する効果も期待できます。 本研究グループは現在、フェニルブチレートの本薬効に関して薬事法上の承認を得るための臨床研究(治験)を開始する準備を進めています。
本治験の参加にご興味をお持ちの方は、遺伝子変異検査などによる確定診断も併せて実施いたしますので、下記までご連絡ください。
Email: hayapi[at]mol.f.u-tokyo.ac.jp (林 久允助教)
- 2014.5.7 平成27年度大学院薬学系研究科入学試験について
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薬学研究科のHPに平成27年度入学試験に関する情報が掲載されました。
(詳細はこちら)
また、当入試に関する説明会が以下の日程で行われます。
平成26年5月24日(土)午後1時から
場所:薬学部講堂(総合研究棟1階)
上記説明会終了後に当研究室も見学会を設ける予定です。ご希望の方はスタッフに事前に連絡をいただければと思います。
(もちろん、事前に連絡をいただければ研究室見学は随時大歓迎です!)
- 2014.4.18 前田和哉講師が、”ISSX(国際薬物動態学会) Asia Pacific New Investigator Award”を受賞しました。
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ISSX Asia Pacific New Investigator Awardは、国際薬物動態学会(ISSX)が、アジア太平洋地域における若手(博士の学位取得後10年以内を目安)の薬物動態研究者の中で、当該領域において顕著な研究業績を挙げつつあり、将来が期待される研究者を対象とする賞です。
対象となった研究課題は、「肝臓における取り込み・排出トランスポーターの機能がin vivo薬物動態に与える影響の定量的評価研究」です。これまでの研究を通じて、①薬物の肝胆系輸送を担う薬物トランスポーターの多様性の解明ならびに定量的な寄与率評価法の確立、②肝固有クリアランスの決定要因としての肝取り込み過程の重要性のin vitro実験ならびに臨床研究による実証、③トランスポーターを介した薬物間相互作用やトランスポーターの遺伝子多型による薬物の体内動態の変動の定量的予測、を行っており、これら各成果について薬物動態研究における重要性が認められました。
授賞式および受賞講演は、5/9~5/12に開催されます5th Asia Pacific ISSX Meeting(中国・天津)にて行われる予定です。
- 2014.4.9 林久允助教、直井壯太朗(博士課程3年)らによる難治性小児肝疾患(進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型)の治療薬開発に関する臨床研究の成果が、東京大学からプレスリリースされました(詳細はこちら)。本研究内容は、日本経済新聞(朝刊38面「子供の肝臓病 東大チームなど 別の病気の薬有効」、2014.2.18)、産経新聞(朝刊28面「東大、小児肝臓病治療の有効性確認」、2014.2.14)、他多数の地方紙に掲載されました。
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患者数が極めて少ないまれな疾患(希少疾患)の1つに、子供の肝臓に関する病気で、無治療の場合には思春期前に肝不全に陥り、死に至る難病があります。この難病は、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型(Progressive Familial Intrahepatic Cholestasis type 2; PFIC2)と呼ばれ、Bile Salt Export Pumpと呼ばれる遺伝子の変異が原因となる疾患です。PFIC2に対する治療法は現状では、肉体的、金銭的に負担の大きい肝移植のみであることから、薬物による治療法の開発が切望されています。
今回、林助教らは、獨協医科大学越谷病院、済生会横浜市東部病院と共同で、PFIC2患者を対象とした臨床研究を実施し、尿素を合成する仕組みに異常が生じる尿素サイクル異常症の治療薬として承認されているフェニルブチレート(4-phenylbutyrate; 4PB)という医薬品が、PFIC2に対して治療効果を示すことを見出しました。今後、本薬剤が肝移植に代わるPFIC2の新規治療法として普及することが期待されます。
当研究グループは現在、4PBの本薬効に関して薬事法上の承認を得るための臨床研究(治験)を開始する準備を進めています。本治験の参加にご興味をお持ちの方は、遺伝子変異検査などによる確定診断も併せて実施いたしますので、下記までご連絡ください。
Email: hayapi[at]mol.f.u-tokyo.ac.jp (林 久允助教)
- 2014.4.9 第351回CBI学会研究講演会のお知らせ
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「三極の薬物相互作用ガイドラインを踏まえた薬物相互作用の予測の現状と将来
展望」
日時: 2014年6月19日(木)10:00-17:50
場所: 東京大学弥生講堂一条ホール(東京都文京区弥生1-1-1 東京大学農学部内)
世話人:杉山 雄一(理化学研究所)、佐藤 正延(医薬品医療機器総合機構)
開催趣旨:臨床現場では治療目的を達成するために複数の薬物が投与される場合が多いが、これらの併用薬物間の相互作用により、薬効の減弱、副作用の発現につながる場合がある。したがって、薬物相互作用の有無、そしてその程度を医薬品開発段階で評価し、適切に注意喚起、情報提供した上で上市することが重要である。また薬物相互作用にかかわらず、飲食物やサプリメントとの相互作用が生じる場合もある。しかしながら、医薬品の開発段階で併用される可能性のある全ての医薬品、飲食物及びサプリメントとの相互作用を検討するための臨床試験を実施して、併用時の有効性及び安全性を評価することは現実的ではないことから、いかに正確に薬物相互作用の有無及びその程度を予測するかが重要となってくる。
2012年2月にFDAより薬物相互作用のドラフトガイダンス、2012年6月にEMAより薬物相互作用ガイドラインが発出され、2014年には本邦でも「薬物相互作用の検討方法について」(平成13年6月4日、医薬審発第813号)の改訂版が発出される予定である。本シンポジウムでは、日米欧の薬物相互作用ガイドラインも踏まえて、産官学それぞれの立場から薬物相互作用の予測についてご講演頂き、予測の現状の理解を深め、将来展望について議論する。
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- 2013.12.16 林 久允助教が平成26年度日本薬学会奨励賞を受賞しました
- 日本薬学会奨励賞は、3年以上継続して日本薬学会会員で、薬学の基礎および応用に関し、独創的な研究業績をあげつつあり、薬学の将来を担うことが期待される、満38歳未満の研究者を対象とする賞です。対象となった研究課題は、「トランスポーター関連疾患に対する新規治療戦略の開発を指向した創薬研究」です。胆汁酸トランスポーターBile salt export pumpの遺伝子変異は、進行性家族性肝内胆汁うっ滞症2型という希少難治性疾患の原因となります。これまで本疾患に対しては肝移植以外に有効な治療法はありませんでしたが、林助教は、自らの基礎研究成果に基づいた創薬研究を進め、本疾患症例を対象とした臨床研究を実施することにより、薬物による治療を実現しました。本研究において用いられたアプローチは、他のトランスポーター関連疾患に対する医薬品開発においても応用が期待されます。授賞式および受賞講演は日本薬学会第134回年会(熊本)にて行われる予定です。
- 2013.12.16 林 久允助教が平成25年度アステラス病態代謝研究会最優秀理事長賞を受賞しました
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本賞は、アステラス病態代謝研究会の研究助成をうけて実施した研究の成果報告会で、極めて優秀で病態代謝分野の研究に貢献するところ顕著であると認められた研究に授与されるものです。本年度は10月19日に東京で研究助成交付者(84名)による成果報告会が開催され、林 久允助教による研究成果報告「小児性肝内胆汁うっ滞症の新規診断法及び治療薬の開発」は、極めて優れた研究成果報告として最優秀理事長賞に選ばれました。11月25日に財団事務局長より、賞状と副賞が授与されました。
詳しくは、公益財団法人アステラス病態代謝研究会のホームページ(http://www.astellas.com/jp/byoutai/assist/list.html#chief)をご覧ください。
- 2013.11.30 TP-search(トランスポーター情報のデータベース)へのリンクを追加しました
- 詳細はこちらをご覧ください。
- 2013.10.28 日本学術振興会特別研究員への採用内定
- 博士3年吉田健太君が学振海外特別研究員に、博士2年相田健佑君が学振DC2に採用(内定)されました。
- 2013.10.8 杉山雄一先生が "The 2013 R.T. Williams Distinguished Scientific Achievement Award" を受賞されました
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当研究室の前教授で、理化学研究所にて杉山特別研究室を主催されている杉山雄一先生が、International Society for the Study of Xenobiotics (ISSX)の "The 2013 R.T. Williams Distinguished Scientific Achievement Award" を受賞されました。
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- 2013.12.16 "放射線医学総合研究所 第8回分子イメージング研究センターシンポジウム: 精神神経疾患の分子イメージング -基礎から臨床への展開-"が開催されます
- 詳細はこちらをご覧ください。
- 2013.8.21 論文リストを更新しました
- 詳細はこちらをご覧ください。
- 2013.5.29 研究室のWebページを公開しました
- 研究室のWebページを公開しました。